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外務省よりスリランカ北部の危険情報引き下げ

2017年11月15日

外務省よりスリランカ北部の危険情報引き下げが発表されました。

平成29年(2017年)11月14日
<外務省「海外安全情報」(危険情報):スリランカの危険情報>
【一部地域の危険レベル引き下げ】(更新)
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【危険度】
●北部州(国道A9号線から東のムライティブ県内)
レベル1:十分注意してください。(引き下げ)
●上記を除く地域
レベル1:十分注意してください。(継続)

【ポイント】
●2009年5月に国内紛争が終結して以降,スリランカにおいてテロ事件は発生
しておらず,治安情勢は大幅に改善されました。北部州(国道A9号線から東のム
ライティブ県内)については,かつて不特定多数の地雷があるなど危険な状況でし
たが,現在では地雷原は特定され,除去作業が進められていることから,「危険レ
ベル1:十分注意してください」に引き下げます。
●外国人が強盗や性犯罪など凶悪犯罪に巻き込まれる事例も報告されていますので,
渡航・滞在にあたっては引き続き十分注意してください。

☆詳細については、下記の内容をよくお読みください。

1 概況
(1)テロ情勢
ア 2009年5月に政府軍とタミル人反政府組織「タミル・イーラム解放の虎」
(LTTE)との紛争が終結して以降,テロ事件は発生しておらず,全体的な治安・社
会情勢は安定してきています。
 ただし,依然として北部州,東部州及び北中央州には国内紛争時に敷設・使用さ
れた地雷や武器弾薬が残存しており,政府軍等による地雷除去作業や武器弾薬の捜
索活動が継続されています。また,民族や宗教・宗派間の対立が一部に見られ,
2017年4月にはイスラム教関連施設の襲撃事件なども発生しましたので,治安・
社会情勢については引き続き注視していく必要があります。

イ 2015年7月には,ISIL(イラク・レバントのイスラム国)の戦闘に参加す
るためシリアに渡航したスリランカ人が,同地で死亡したことが公表されました。
その後もISILに感化されたとされる複数のスリランカ人がシリアに渡航したことが
確認されています。治安当局は,国内においてイスラム過激派は浸透しておらず,
具体的なテロの脅威はないとしていますが,インターネットなどを通じて個人的に
イスラム過激思想に感化された者や,国内の民族・宗教間対立の影響を受けて過激
化した者といった,いわゆる「ホームグロウン」によるテロが発生する可能性は排
除されません。

ウ スリランカにおいては,日本人・日本権益を直接標的としたテロ事件は確認さ
れていませんが,近年,シリア,チュニジア及びバングラデシュにおいて日本人が
殺害されたテロ事件や,英国,フランス,ドイツ,ベルギー,トルコ,インドネシ
ア,フィリピン等,日本人の渡航者が多い国でもテロ事件が多数発生しています。
このように,世界の様々な地域でイスラム過激派組織によるテロがみられるほか,
これらの主張に影響を受けた者による一匹狼(ローンウルフ)型等のテロが発生し
ており,日本人・日本権益が標的となり,テロを含む様々な事件の被害に遭うおそ
れもあります。
 このような情勢を十分に認識して,誘拐,脅迫,テロ等に遭わないよう,また,
巻き込まれることがないよう,海外安全情報及び報道等により最新の治安・テロ情
勢等の関連情報の入手に努め,日頃から危機管理意識を持つとともに,状況に応じ
て適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。

(2)一般治安情勢
ア コロンボや主要観光地を中心に全土でスリ,置き引きなどの一般犯罪が発生し
ています。2016年には殺人事件も500件発生しており,人口当たりの発生率
は日本の3倍以上となっているほか,外国人が強盗や性的暴行などの凶悪事件に巻
き込まれる事例も報告されています。また,違法薬物犯罪(所持,使用)も増加し
ています。

イ コロンボ市を中心にデモや大規模集会が頻繁に行われています。一部の参加者
が暴徒化することもあり,治安当局による催涙ガスや放水でのデモ隊排除・沈静化
がなされることがあります。さらに,デモ等が行われている周辺道路では大規模な
交通渋滞等が発生します。常に最新情報の収集に努めるとともに,デモや大規模集
会には近づかず,不測の事態に巻き込まれないよう注意してください。


2 地域別情勢
(1)北部州(国道A9号線から東のムライティブ県内)
レベル1:十分注意してください。(引き下げ)
 政府軍とタミル人反政府組織「タミル・イーラム解放の虎」(LTTE)との紛争が
終結して以降,全土でテロ事件等は発生しておらず,治安情勢は大幅に改善されて
おり,北部州も同様に顕著な回復が認められます。
 かつて,ムライティブ県の一部においては海岸や入り江から度々地雷が発見され
るなど地雷原が特定されていませんでしたが,紛争終結から8年が経過し,地雷原
は特定され,撤去作業が進められています。また,政府軍による治安対策,紛争地
に残された武器弾薬の捜索も進展しており,現地の治安情勢は安定してきています。

 つきましては,同地域の危険レベルを「レベル1:十分注意してください」に引
き下げますが,渡航・滞在にあたっては,引き続き地雷原の警告表示に注意すると
ともに,交通量の多い幹線道路を通行する,海岸や森林・草原地帯などには不用意
に立ち入らないなど十分注意してください。また,最新の現地治安情勢について情
報収集に努めるとともに,安全な渡航手段及び滞在先を選ぶ,夜間の移動はなるべ
く避けるなど安全対策を十分に行い,不測の事態に巻き込まれないよう注意してく
ださい。

(2)上記を除く地域
レベル1:十分注意してください。(継続)
ア 北部州,東部州及び北中央州
(ア)これらの地域の一部では地雷の埋設地域が点在していますので,地雷原の警
告表示に注意するとともに,森林・草原地帯などには不用意に立ち入らない,車両
で移動する際は交通量の多い幹線道を利用してください。なお,洪水や地滑り等に
よって地雷が移動することもありますので,不審物を発見した場合には決して近寄
らないでください。
(イ)また,これらの地域では,軍や警察による道路封鎖や検問が行われている場
合があります。2016年10月,北部州ジャフナ市において,治安当局の検問で
停止しなかった車両が警察から発砲され,学生2名が死亡する事件が発生していま
す。当局の指示に従い,検問には必ず応じるよう,また停止の合図を見逃さないよ
う留意して下さい。

 つきましては,これら地域への渡航・滞在にあたっては,最新の現地治安情勢に
ついて情報収集に努めるとともに,安全な渡航手段及び滞在先を選ぶ,夜間の移動
はなるべく避けるなど安全確保のための準備を十分に行い,不測の事態に巻き込ま
れないよう注意してください。

イ スリランカ全土
 全土でスリ,置き引きなど一般犯罪が発生しているほか,日本人を含め外国人が
強盗や性的暴行などの凶悪事件に巻き込まれる事例が報告されています。
 また,デモや大規模集会が頻繁に行われており,一部の参加者が暴徒化する事態
も発生しています。デモや大規模集会には近づかず,不測の事態に巻き込まれない
よう注意してください。
 なお,2009年5月に国内紛争が終結して以降,テロ事件は発生しておらず,
国内の治安情勢は安定してきていますが,イスラム過激思想に感化された者や,国
内の民族・宗教間対立の影響を受けて過激化した者といった,いわゆる「ホームグ
ロウン」によるテロが発生する可能性は排除できません。

 つきましては,スリランカへの渡航・滞在にあたっては,信頼できる旅行会社等
を通じ安全な渡航手段・滞在先を選ぶとともに,現地の最新の治安情報に注意を払
い,不測の事態に巻き込まれないよう十分注意してください。


3 渡航・滞在にあたっての注意
 スリランカへの渡航・滞在にあたっては,以下の注意事項を参考に,十分な安全
対策を講じてください。また,日本国外務省,在スリランカ日本国大使館,現地関
係機関等から最新情報を入手するよう努めるとともに,不測の事態が発生した場合
に備え,在スリランカ日本国大使館との連絡手段を確保してください。
(1)一般治安情勢
スリランカ全土でスリ,置き引きなど一般犯罪が多発しているほか,外国人が強盗
や性的暴行などの凶悪事件に巻き込まれる事例も報告されています。最近の日本人
の被害例は,窃盗(スリ/ひったくり/置き引き),暴行/性的暴行,詐欺,自宅
における空き巣・強盗などです。日本人だとわかると親切心を装って近づき,乱暴
しようとしたり,金品等をだまし取る犯罪が多いことから,言葉巧みに近寄る現地
人には注意が必要です。また,スリランカ人ビジネスパートナー等による詐欺事案
や金銭トラブルも発生していますので十分注意してください。

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